インプラント治療の成功の為の要件は何だと思いますか?
インプラント手術前には、お口の中の歯周病や虫歯、噛みあわせ当の専門的治療がある程度終了していること
外科的侵襲を最小限に抑えた、的確なインプラントの埋入
これには高い技術が必要です。
外科的侵襲を最小限に抑えるにはオペの速さ、的確さが要求されます。
オペが遅い、いじくりまわすとインプラントを入れる骨の術後の状態が悪くなり術後の痛みや腫れも大きくなります。
骨が空気に触れる時間が長いほど、感染のリスクが大きくなり、術後の骨の吸収も大きくなります。
インプラント治療実績が多い、経験年数が長い、勉強の度合い
豊富な経験ときちっと一つ一つの症例を最後まで自分で担当してこなすことが重要です。
多くの経験や反省、日々の研鑽は重要です。
滅菌された清潔な環境
中途半端な名ばかりのオペ室でなく、医科のオペ室クラスの完全な無菌に近い、周囲と隔絶した専用手術室で、滅菌された環境での手術が可能かどうかは重要です。
即時加重(ワンデイインプラント)をする場合は、前提条件の厳格な遵守
最低限の条件として、35Ncm以上トルクがあることが必要です。
日本人では下顎の前歯のみが可能であり、それ以外の下顎奥歯や上顎ではほとんどのケースで不可能です。
まして女性の場合は、なおさらできるケースが限られます。
インプラント周囲に十分な骨の厚みが存在すること
インプラントが長期に持つにはインプラント周囲の骨幅が最低1mm~1.5mmは必要なことは論を待ちません。 これには十分な骨の厚みが必要ということです。 しかし特に前歯ではこの条件をクリアーする方は大変少ないのです。 前歯だと当医院の統計では68ケースに1ケースしかありません。 奥歯では20ケースに1ケースぐらいの割合で骨造成術が必要との統計が出ています。 患者さんは骨幅を増やすにはGBRその他の骨造成術が必要で、これには費用と時間がかかります。 できれば当方もしたくはありませんが、術後に数年後インプラントが脱落、あるいは露出等のトラブルは避けなくてはなりません。 また患者さんに骨造成がなくて、早く、安くできても後でインプラントに問題がでて、脱落、撤去等になれば高くついてしまします。 この原則は絶対に守らなければなりません。
インフォームドコンセントの徹底
インプラントの寿命をできるかぎり延ばすため、必ず必要治療、処置、手術に対しての、説明とそれに対する利益と不利益、リスクの情報公開を行います。
最終的には患者さん本人が判断して決めることと当センターは考えています。
具合の悪いことを説明せず、良いことばかり説明して薦めることがしばしば見受けられますが、どんな治療にも必要な手術にも必ずリスクが伴うものです。
患者さんが手術はできるだけしたくない、痛くしてほしくない腫れてほしくないと考えるのは当然です。
そのためあまり患者さんが嫌がる処置を薦めると他院に逃げられるのではないかと心配になるのか、その手術の利益、リスクをすべてを説明しないで最も簡単な手術で済ませようとする傾向が散見されます。
その場合、インプラントの寿命はかなり短くなります。
当センターではインプラントの寿命を延ばすために必要な処置や併用手術はすべてのケースでお話して、どの手術を行うかは医師ではなく、最終的に患者さん本人が判断することと考えています。
それゆえ、必要十分なカウンセリングを必ず行っているのです。
インプラントには外科と補綴の技術が半分ずつ必要その他、幅広い歯科医学知識と経験が要る
インプラント成功する為には外科的治療技術だけでは不十分です(外科的な技術では半分)
その他特に義歯、咬合、歯周病など歯科医師としての幅広い経験、知識、技術が必要です。
また内科的、耳鼻咽喉科の知識も必要です。
インプラント治療する周囲の歯の適切な処置を必ずすること
インプラント治療予定の歯の前後の歯の健康(特に根尖病巣、根の先の病気)あるなら治療しておくことが重要。
付着歯肉があるか無いのか、その他のインプラント周囲軟組織の適切な処置を怠ってはいけません。
