コラム

インプラント治療をしたいけれど骨が足りない!骨移植とは?

インプラント治療は、顎の骨に穴を空けて、そこにチタンという金属の人工歯根を埋める治療法です。そのため顎の骨が細かったり低かったりすると、人工歯根を支えることができません。無理やり人工歯根を立てても、人工歯根が顎の骨を突き破って露出してしまう危険があるからです。

では、顎の骨が細く低い人は全員インプラント治療をあきらめなければならないのかというと、そのようなことはありません。
「骨移植」や「骨再生」の技術を使って、顎の骨の細さ・低さを克服することができるからです。
アルカディア歯科鵠沼と一緒に見ていきましょう。

ブロックグラフト法

ブロックグラフト法

ブロックグラフト法は、患者さん自身の顎の骨の一部を切り取り、インプラントを入れる部分に補強する移植法です。
「ブロック」というのは骨の一部をブロック状に切り取るからです。氷の湖から氷のブロックを切り出すイメージです。
ブロックグラフト法は患者さん自身の骨を使っているので、拒絶反応が起きないメリットがあります。移植後の骨の接着率も高い特長があります。
デメリットは、骨を採取するときと骨を埋めるときの2回、手術が必要になることです。また骨を削るので炎症が起き、しばらく腫れてしまいます。また化膿予防のため抗生物質を長期間服用する必要もあります。

GBR法

GBR法は、骨が薄い部分に「骨充填材」という素材で補強して、骨を再生する手法です。ブロック塀の欠けた部分にコンクリートを塗って補強するイメージです。
骨充填剤には、牛由来のものとヒト由来のものがあります。代用骨ともよばれ、欧米では20年以上の使用実績があります。

GBR法ではまず、インプラントを入れる部分の歯肉を切開し、露出した顎の骨に骨充填剤を「盛って」いきます。その上に骨の再生を促す効果がある特殊な膜を張り、その上から歯肉を被せ縫います。
そのまま6カ月ほど放置すると、骨が再生されます。
骨が再生された後は、通常のインプラント治療と同じように、穴を空けて人工歯根を埋めて人工歯を結合させて完成です。

ソケットプリザベーション法

ソケットプリザベーション法

ソケットプリザベーション法でも骨充填材を使います。この方法は歯周病などで抜歯が避けられず、その抜歯後にインプラントを入れるときに採用されます。
抜歯をすると顎の骨にぽっかり穴が空くので、そこに骨充填材を埋めます。その上から特殊な膜を張り、歯肉を被せて縫います。
6カ月待って骨が再生されたらインプラントを挿入します。

まとめ~インプラント技術はいまも進化し続けています

インプラント技術は、世界中の歯科医や研究者たちが日々進化させています。従来ならあきらめなければならかなった患者さんでも、いまの技術ならインプラントを入れることができる、といった事例はたくさんあります。
「私は年齢的に無理だろう」とひとりで悩まずに、ぜひインプラント治療を行っている歯科クリニックの歯医者に相談してみてください。

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