コラム

歯のクリーニングをする正しい頻度は?

自分でしっかり歯磨きやフロスをしているつもりでも、歯と歯の間など磨きにくい部分に汚れが溜まってしまうものです。

そんな時は歯のクリーニングを受けることで、いつの間にか溜まってしまった歯石や歯垢をきれいに取り除いてくれます。歯医者さんには様々な最新式の機器がそろっており、歯科衛生士さんが丁寧に歯をきれいにしてくれるのです。

でも、歯のクリーニングはどれくらいの頻度で受ければ良いのでしょうか?
ここでは、歯のクリーニングを受ける正しい頻度について、考えてみたいと思います。

歯のクリーニングの頻度は人によって違う!

歯医者の予約の予定が書き込まれたカレンダー

まず、歯のクリーニングを受ける頻度は、人によって異なることを知っておいていただきたいと思います。なぜなら、口内環境は人によって違うからです。

例えば、歯並び一つでも、口内環境は大きく変わってきます。歯並びが悪いと磨きにくい部分が多く、歯垢や歯石が溜まりやすくなります。そのため、歯のクリーニングの頻度を増やさないと、歯垢や歯石がすぐにたまってしまうでしょう。一方、歯並びが良ければ歯に汚れが溜まりにくいため、クリーニングの頻度は少なくても良いことになります。

また、歯の性質によっても異なります。人によって、虫歯になりやすい人、なりにくい人がいます。歯が酸に弱いため、しっかり歯磨きをしているつもりでもすぐに虫歯になってしまうという人もいます。虫歯になりやすい人は、頻繁にクリーニングを受けないとすぐに虫歯になってしまうでしょう。一方で、あまりちゃんと歯磨きをしていないのに、全然虫歯にならないという人もいるのです。

このように、歯の汚れやすさや口内環境は、人によって全く異なります。ですから、口内環境が悪化しやすい人はクリーニングの頻度を上げ、そうでない人はそこまで頻繁な頻度で歯医者さんにクリーニングのために通わなくても良いのです。

この後、どのような人が頻繁にクリーニングを受けるべきなのか、詳しくご説明したいと思います。あなたはどのケースに当てはまるのか、考えてみてください。
そして、それぞれの口内環境に合ったクリーニングの頻度を知り、自分に合った頻度で歯科に通ってクリーニングや定期検診を受けるようにしましょう。

一般的には3か月に一度が目安

一般的には、3か月に一度の頻度でクリーニングを受けるのが良いと言われています。
しっかりと毎日歯磨きをし、フロスも定期的にできる人は、3か月に一度クリーニングを受ければ問題ありません。
では、具体的にどのような人が3か月に一度で良いのかを見てみたいと思います。

■毎日きちんと歯磨きができている人

毎日の食事を決まった時間に取り、朝と夜にきちんと歯磨きができている人は、口内環境がそこまで悪化することがありません。朝昼晩と大体決まった時間に食事を取り、間食をしない、または、してもしっかり間食の時間を決められる人は、口の中が比較的綺麗に保たれています。そして、朝と晩、できれば昼食後にも歯磨きができていれば、問題ないでしょう。

そして、毎日がベストですが、2日から3日に一回くらいの頻度で歯間ブラシを使ったフロスもできれば完璧です。しっかりとセルフケアができている人は、歯のクリーニングは3カ月に一回で問題ありません。

■歯周ポケットの深さが3㎜以下の人

自宅でも歯のケアがしっかりできていても、歯周ポケットが深い人は要注意です。
歯周ポケットとは、歯と歯茎の間のスキマのことです。

歯医者さんで定期検診を受ける時に、先のとがった針のようなものを歯茎に順番に刺されますよね。あれはとても痛いのですが、実はあの時に歯周ポケットの深さを測っています。針のようなものの先にメモリがついていて、何ミリまで入るかを見ているのです。

定期検診の結果から、歯周ポケットの深さがほとんどの歯で3㎜以下であれば、クリーニングの頻度は3か月で問題ありません。

しかし、歯周ポケットが深い場合は、歯周ポケットに汚れが溜まりやすいためもう少しクリーニングの頻度を上げなければならないでしょう。

1~2か月に一度クリーニングを受けた方が良い人

食生活が不規則な女性

では、3か月より頻度を上げ、1~2か月ごとにクリーニングを受けた方が良いのはどのような人でしょうか?

■なかなか歯磨きができない人や食生活が不規則な人

朝晩の歯磨きが忙しくてできない人や、歯磨きが苦手でいつも汚れが残ってしまう人は、口内環境の悪化が進みやすくなっています。また、朝昼晩の食事の時間が決まっていない人や、間食が多くものを食べている時間が長い人も同じです。

このような人は、きちんとケアができている人よりも口内環境がすぐに悪くなってしまいます。本当は自分で歯のケアを日ごろから行い、食生活を規則正しくするのがベストなのですが、なかなかそれが難しいという人は、歯のクリーニングに積極的に行くことをおすすめします。

■歯周ポケットが4㎜以上の人

歯周ポケットが4㎜以上と深いと、歯茎に食べカスが溜まりやすくなっています。すると、歯石や歯垢が歯に溜まりやすくなり、歯周病リスクが高まります。この場合は、歯のクリーニングの頻度を上げましょう。

自分では歯周ポケットの深さなどわかりませんから、歯医者の定期検診で見てもらい、自分の歯周ポケットは大体何ミリくらいかを聞いてみてください。

また、歯周ポケットが深いと言われた人は、歯茎の引き締め効果がある歯磨き粉やうがい薬などを使うのも良いでしょう。

■虫歯になりやすいと言われている人

人によって、虫歯になりやすい歯を持つ人もいます。きちんと歯磨きをしているのにすぐに虫歯になる人は、歯のクリーニングの頻度を上げましょう。人よりも虫歯になるリスクが高いことを知り、適切な対処を取ることをおすすめします。

■歯並びが悪い人

歯並びが悪く歯と歯が重なっている部分が多い人は、その重なりに歯石や歯垢が溜まりやすくなっています。重なった部分は自分でケアするのが難しいため、歯医者さんに通って汚れを取ってもらいましょう。

■喫煙者

喫煙をしている人も歯石や歯垢が溜まりやすくなっています。歯にヤニが付くことで汚れが付着しやすくなっているため、歯周病を悪化させやすいのです。
喫煙者も、頻度を上げてクリーニングを受けましょう。

6か月に一度のクリーニングで大丈夫な人

健康的な口内環境をしっかりと保つことができる人は、6か月に一度のクリーニングでも問題ない場合があります。

それはどのようなケースなのかを見てみましょう。

■適切に歯のケアができる

毎日朝昼晩としっかり歯を磨くことができ、定期的に自分で歯間ブラシによるフロスもできる人は、歯周病リスクや虫歯リスクが低くなっています。
そのため、歯のクリーニングは半年に一度でも問題ないケースもあります。

■歯周ポケットが全て3㎜以下

歯茎の状態が良く、全ての歯の歯周ポケットが3㎜以下と浅い場合も、歯周病リスクや虫歯リスクが低くなります。

■歯並びが良い

歯並びが良いと歯磨きがしやすく、汚れが溜まりにくくなります。

■上記のことが当てはまり、歯医者さんに問題ないとお墨付きが出た場合

上記のことが全て当てはまり、かつ、歯医者さんにこれなら問題ないですよとお墨付きが出た場合は、半年に一度のクリーニングでも問題ないでしょう。

しばらく3か月に一度のクリーニングを続けてみて、定期検診時に汚れの溜まり具合を歯医者さんに確認してもらってください。そして、いつもあまり汚れが溜まっていないようであれば、クリーニングはそこまで必要ないということです。

ただし、自分で勝手に判断せず、行きつけの歯医者さんとよく相談してクリーニングの頻度を決めるようにしてください。


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寿命を縮める口腔がんとタバコの関係

舌や歯肉や口のなか全体にできるがんのことを、口腔がんといいます。
喉にできるがんを、咽頭がんといいます。
歯医者はこの2つをまとめて口腔・咽頭がんと呼んでいます。

がんの治療の大原則は除去です。胃がんであれば、胃をすべて取り除くこともあります。
それは口腔・咽頭がんでも同じで、がんを取り除くために、口の一部や喉の一部を取り除くことになります。
そのような恐ろしいがん「口腔・咽頭がん」の原因のひとつが、喫煙なのです。
アルカディア歯科鵠沼が詳しくご説明します。

口腔・咽頭がんリスクは男性2.4倍、女性2.5倍

口腔・咽頭がんリスクは男性2.4倍、女性2.5倍

国立がん研究センターの調査によると、男性の喫煙者の口腔・咽頭がんの発症リスクは、非喫煙者の2.4倍でした。女性は2.5倍でした。
これだけでも恐ろしい数字ですが、これより大きな数字があります。
「1日喫煙箱数×喫煙年数」で計算する累積喫煙指数が60以上になる喫煙者の口腔・咽頭がんリスクは、非喫煙者の4.3倍になるのです。
まだあります。
喉のなかでも下咽頭という場所にできる下咽頭がんのリスクは、最大21倍にもなるのです。

化学物質4,000種、うち有害物質200種、うち発がん性物質50種

タバコの煙には4,000種類の化学物質が含まれていて、そのうち有害が確認されたものは200種で、そのうち発がん性があるものは50種です。
タバコの有害物質はニコチン、タール、一酸化炭素だけではありません。ペンキ除去剤に使われている物質やアリの殺虫剤に使われている物質なども含まれているのです。
「そんなものを飲んでいる」のですから、がんが発生しても不思議はありません。そしてタバコの煙が最初に触れる口や喉にがんができやすいのは、当然といえば当然のような気がします。

歯科クリニックに相談してみましょう

歯科クリニックに相談してみましょう

口腔・咽頭がんは、歯科クリニックの歯医者と病院の医師が協力して治療することになります。そのため虫歯でなくても、口のなかに違和感を覚えたら歯科クリニックに相談してみてください。
日本歯科衛生士会によると、口腔がんは毎年6,000人に発症し、3,000人の方が亡くなっています(*)。さらに発症率(罹患率)も死亡率も増加傾向にあるのです。
口腔がんの5年生存率(5年後に生存している率)は平均70%ほどですが、初期に発見できれば90%まで上昇します。また早く治療できれば、後遺症も小さく済みます。早期発見がとても大切です。

*:口腔がん医療の現場で歯科衛生士が活躍しています(日本歯科衛生士会)
https://www.jdha.or.jp/health/topics2.html

まとめ~ちなみに飲酒もリスクを高めます

喫煙だけでなく、飲酒も口腔・咽頭がんのリスクを高めます。日常飲酒者のリスクは、非飲酒者の1.8倍でした。
ですので、タバコを吸いながらお酒を飲む人は、生活習慣を早急にあらためたほうがいいかもしれません。

小顔マッサージや美顔ローラーは顎関節症を招く?正しい使い方をしましょう

誰もが憧れる「小顔」。今や女性だけでなく男性もフェイスラインを気にする方は多くいらっしゃるでしょう。家電量販店やエステサロンなどで販売されている小顔グッズ。美顔ローラーや小顔ベルトなど様々な小顔グッズが手軽に購入することができ、インターネットで検索すると小顔マッサージの仕方まで自分で調べることができるので、ご自宅でも簡単に使用することができます。しかし魅力的な方法でも、やり方を間違えてしまうと、かえって顔のバランスを崩してしまうこともあるのです。
今回は小顔マッサージによってなる危険性のある「顎関節症」についてアルカディア歯科鵠沼が紹介します。正しい使い方で小顔かつバランスの良い顔を目指しましょう!

顎関節症とは?

顎関節症とは?

「顎関節症」、一度は耳にしたことがありますよね。それもそのはず、日本人で顎関節症を発症している方は近年急増しており、特に20代から30代の女性や子供に多く見られます。顎関節症は顎のバランスや噛み合わせ、ストレスなど様々な要因が重なり発症する病気で、顎関節に過度な負荷をかけることが原因です。

顎関節症になると

顎関節症は「顎がカクカク鳴る」や「口を動かしたときの痛み」などの顎周りの症状を引き起こす他、肩こりや頭痛、姿勢のズレなど顎周り以外にも症状が現れることがあります。顎関節症は重症化すると口が開かなくなり、手術を要することもある非常に恐ろしい病気なのです。
また顎関節症は左右の顎のバランスが崩れるため、フェイスラインの非対称になってしまう可能性もあります。

過度なお手入れは危険

過度なお手入れは危険

すべての小顔マッサージの方法が顎関節症になるわけではありません。しかし誤った小顔マッサージの方法や過度なお手入れは顎関節や周りの筋肉といった組織などに負担をかけてしまいます。小顔になりたいがために力を思い切り入れたり回数を増やしてマッサージを行うことで効果がアップすると思いがちですが、それがかえって顎関節に大きな負担がかかり、顎関節症を招いてしまうのです。せっかく美顔になるために行っているマッサージが誤った方法で顎関節症を引き起こしてしまい、かえって仇となってしまうこともあるのです。

正しい方法とは?

当然ですが、顔が痛くなるまで小顔マッサージを行わないことが大切です。血行やリンパの流れが良くなる程度に老廃物を流すようにマッサージしましょう。過度な力を入れすぎず、ゆっくりと力を加えるように痛みを感じない程度に行いましょう。また気になる部分の一ヶ所に集中せず、お顔全体をほぐすように行いましょう。痛みを感じたらマッサージをやめて、少し落ち着くまで安静にしてください。それでも違和感がある場合は歯医者さんに相談しましょう。


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インプラント治療をしたいけれど骨が足りない!骨移植とは?

インプラント治療は、顎の骨に穴を空けて、そこにチタンという金属の人工歯根を埋める治療法です。そのため顎の骨が細かったり低かったりすると、人工歯根を支えることができません。無理やり人工歯根を立てても、人工歯根が顎の骨を突き破って露出してしまう危険があるからです。

では、顎の骨が細く低い人は全員インプラント治療をあきらめなければならないのかというと、そのようなことはありません。
「骨移植」や「骨再生」の技術を使って、顎の骨の細さ・低さを克服することができるからです。
アルカディア歯科鵠沼と一緒に見ていきましょう。

ブロックグラフト法

ブロックグラフト法

ブロックグラフト法は、患者さん自身の顎の骨の一部を切り取り、インプラントを入れる部分に補強する移植法です。
「ブロック」というのは骨の一部をブロック状に切り取るからです。氷の湖から氷のブロックを切り出すイメージです。
ブロックグラフト法は患者さん自身の骨を使っているので、拒絶反応が起きないメリットがあります。移植後の骨の接着率も高い特長があります。
デメリットは、骨を採取するときと骨を埋めるときの2回、手術が必要になることです。また骨を削るので炎症が起き、しばらく腫れてしまいます。また化膿予防のため抗生物質を長期間服用する必要もあります。

GBR法

GBR法は、骨が薄い部分に「骨充填材」という素材で補強して、骨を再生する手法です。ブロック塀の欠けた部分にコンクリートを塗って補強するイメージです。
骨充填剤には、牛由来のものとヒト由来のものがあります。代用骨ともよばれ、欧米では20年以上の使用実績があります。

GBR法ではまず、インプラントを入れる部分の歯肉を切開し、露出した顎の骨に骨充填剤を「盛って」いきます。その上に骨の再生を促す効果がある特殊な膜を張り、その上から歯肉を被せ縫います。
そのまま6カ月ほど放置すると、骨が再生されます。
骨が再生された後は、通常のインプラント治療と同じように、穴を空けて人工歯根を埋めて人工歯を結合させて完成です。

ソケットプリザベーション法

ソケットプリザベーション法

ソケットプリザベーション法でも骨充填材を使います。この方法は歯周病などで抜歯が避けられず、その抜歯後にインプラントを入れるときに採用されます。
抜歯をすると顎の骨にぽっかり穴が空くので、そこに骨充填材を埋めます。その上から特殊な膜を張り、歯肉を被せて縫います。
6カ月待って骨が再生されたらインプラントを挿入します。

まとめ~インプラント技術はいまも進化し続けています

インプラント技術は、世界中の歯科医や研究者たちが日々進化させています。従来ならあきらめなければならかなった患者さんでも、いまの技術ならインプラントを入れることができる、といった事例はたくさんあります。
「私は年齢的に無理だろう」とひとりで悩まずに、ぜひインプラント治療を行っている歯科クリニックの歯医者に相談してみてください。

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インプラント手術が不安な方へ

コラム一覧

最も気になる手術への不安を以下のように解消します。

手術中の痛みについて

手術は局所麻酔で行います。麻酔が効いてしまえば全く痛くありません。
下顎のような骨の硬いところには、通常の麻酔が効きにくいので、伝達麻酔という方法で神経のもとをブロックします。
骨の中から麻酔効果が出るので確実に麻酔効果が得られ、手術がまったく痛くなく安心して受けられます。
麻酔もほぼ無痛でできます。特に恐怖心が強い痛がりの方には、麻酔専門医による静脈内鎮静法を使えば、睡眠状態でもできますので安心、らくらく、無痛手術が可能です。

手術後の痛みと腫れは

手術後の腫れ、痛みは、たとえ同じ内容でも、早く的確な手術ほど痛みや腫れは少なくなります。
これは執刀医の技術、経験の度合いでかなり異なります。当センターなら3本埋入オペも40分で終了しますから痛み、腫れは最小限で済みます。

手術の恐怖心と麻酔

麻酔専門医による静脈内鎮静法(全身麻酔とは違います)により無痛手術が可能です。
睡眠状態だから痛みを感じず、記憶が残りません。まったく恐怖心なく、ストレスフリーで手術が受けられます。
また恐怖心が軽めの人には精神安定剤を処方します。服用すると恐怖心はかなり軽減します。

静脈内鎮静法に関してはこちら

血圧が高い方

通常血圧が高い方は、降圧剤を服用している方が多いです。日常血圧が安定していても、手術になると血圧が急に高くなることが多く、200をこえてしまうこともあります。
危険なので基本的に静脈内鎮静法により行います。麻酔専門医が点滴で、鎮静剤と降圧剤の持続的投与をしますので安心して手術が受けられます。また睡眠状態なのでストレスなく、らくらく、安心して手術が受けられます。

骨粗鬆症の方

CT撮影診断だけでは完全なる事前診断は不可能です。OAM方式のインプラント埋入ならかなり軟らかめの骨でも密度を高度に高められますので大丈夫でしょう。めったにありませんがあまりにも骨がスカスカの場合には手術は中止の場合もあります。その場合にはインプラントオペ代金は経費を除いて返金します。

ヘビースモーカーの方

重度の喫煙はインプラント治療に大きく影響します。できればインプラント手術前後の2週間は禁煙が望ましいのですが、なかなか止められないみたいです。もちろん手術ができないわけではありません。極力タバコの影響の少ない外科的侵襲の少ない手術方法でオペをします。

インプラントを入れている場合のMRI

よく質問がありますが、きちっとしたメーカーのインプラントなら体に入れてもMRI検査にはまったく影響ありません。安心してください。

金属アレルギー

インプラントは信頼あるメーカー製品なら心配は全くありません。金やプラチナにアレルギーの出る方でもチタンは心配ありません。世界中で何百万本のインプラントが埋入されていますが、アレルギーが出たという報告は皆無です。
しかし極まれにはチタンにアレルギーがあるかたがいるそうです。 心配なら皮膚科でパッチテストを受けてください。

食事制限や見た目の問題

仮歯や入れ歯を用いてその点のフォローは十分に行います。ご安心下さい。

入院

インプラント手術には入院は全く要りません。
外来ですぐお帰りになれますし、局所麻酔による手術で十分です。
なお、手術後に入院が必要と事前に予想される患者さんの場合、インプラント手術自体が不可能に近いのです。

失敗が起こった場合の責任の所在

その責任はインプラント製造業者、治療する側(歯科医師)、それを受ける側(患者さん)それぞれに考えられます。

インプラント製造業者の責任

品質の信頼性の問題(折れる、外れる、構造、システムの問題、劣悪な滅菌状態で供給等)、販売シェア獲得だけ考えた、安い劣悪な製品の供給。 現実には世界では中国製、東南アジア製、日本製にも極めて安い(十分の一以下)製品の中に、極めて問題のあるインプラント製品がある事も事実です。

歯科医の責任

歯科医師の診断力の不足。経験、技術の未熟や素質的に低いが考えられます。設備機器類の不備等もある。

  1. 外科手術時では埋入時の感染、初期固定の不足、設計ミス、患者さんを集める為にとても適切な埋入本数でない手術の場合、埋入位置や方向がとても悪い場合
  2. 上部構造では上部構造の不適合、ねじ止めの不良、上部構造の形態が清掃に適さない、上部構造の咬合、顎位の設定、咬合調整が適切でない等、インプラントや補綴の知識、経験、技術が低い
  3. メンテナンス体制が不備、適切なメンテナンスを行わない、説明しない
  4. 患者を集める、患者さんの要望にあまりにも迎合した製品や、治療方法や治療の採用(とてもリスクが高いので厳重注意が必要)、安全性、予後(長く持つこと)を考えない手技、製品の採用

1. どんなケースでも手術後即歯が入り噛める
2. 遠くの方でも一泊二日で上下固定性のインプラントの歯が入る
3. 骨の十分でないケースに骨移植が無くても問題ない
4. フラップレス手術がほとんどのケースでも安く、安全にできる
5. 激安インプラント(経費は変わらない、儲けを少なくして行っているとか何とか??
6. 大学教授の名前借りをする様な歯科医院(実際は院長以外の別のDrが担当)

以上の様なインプラントセンターはとても問題が多い。 うまい話にはリスクが高いことを忘れずに!!
ただ最終的判断は患者さんがすることですし、その責任は両者にあります。

患者様の責任

  1. 必要な治療のアドヴァイスを聞かない、守らない方
  2. インプラント以外の部位の歯の治療や歯が無い所にきちっと入れない方
  3. きちっとメインテナンスプログラムを守らない方
  4. ヘビースモーカーで喫煙が出来ない方(喫煙は大きなリスクです)
  5. 全身的な健康が治療後大きく損なわれてしまった場合(糖尿病、その他)

以上の方々ではインプラントの長期予後は望めません。 やはり専門医の治療のアドヴァイスは是非守って頂きたいと思います。

また患者様には下記のようなインプラントセンターを選択しないように!!

  1. インプラントセンターにも激安、即歯が入る、大学教授が院長、実際は表に出ている歯科医師とは別な歯科医がオペを担当するインプラントセンター等

は非常に問題がありリスクが高い事はくれぐれも忘れないように、選択責任もあります。

→当院のインプラント治療についてもっと詳しく見る

インプラント治療の成功要件

インプラント治療の成功要件

インプラント治療の成功の為の要件は何だと思いますか?
以下で詳しくご説明いたします。

インプラント手術前には、お口の中の歯周病や虫歯、噛みあわせ当の専門的治療が
ある程度終了していること

外科的侵襲を最小限に抑えた、的確なインプラントの埋入

これには高い技術が必要です。
外科的侵襲を最小限に抑えるにはオペの速さ、的確さが要求されます。
オペが遅い、いじくりまわすとインプラントを入れる骨の術後の状態が悪くなり術後の痛みや腫れも大きくなります。 骨が空気に触れる時間が長いほど、感染のリスクが大きくなり、術後の骨の吸収も大きくなります。

インプラント治療実績が多い、経験年数が長い、勉強の度合い

豊富な経験ときちっと一つ一つの症例を最後まで自分で担当してこなすことが重要です。
多くの経験や反省、日々の研鑽は重要です。

滅菌された清潔な環境

中途半端な名ばかりのオペ室でなく、医科のオペ室クラスの完全な無菌に近い、周囲と隔絶した専用手術室で、滅菌された環境での手術が可能かどうかは重要です。

即時加重(ワンデイインプラント)をする場合は、前提条件の厳格な遵守

最低限の条件として、35Ncm以上トルクがあることが必要です。
日本人では下顎の前歯のみが可能であり、それ以外の下顎奥歯や上顎ではほとんどのケースで不可能です。
まして女性の場合は、なおさらできるケースが限られます。

インプラント周囲に十分な骨の厚みが存在すること

インプラントが長期に持つにはインプラント周囲の骨幅が最低1mm~1.5mmは必要なことは論を待ちません。 これには十分な骨の厚みが必要ということです。 しかし特に前歯ではこの条件をクリアーする方は大変少ないのです。 前歯だと当医院の統計では68ケースに1ケースしかありません。 奥歯では20ケースに1ケースぐらいの割合で骨造成術が必要との統計が出ています。 患者さんは骨幅を増やすにはGBRその他の骨造成術が必要で、これには費用と時間がかかります。 できれば当方もしたくはありませんが、術後に数年後インプラントが脱落、あるいは露出等のトラブルは避けなくてはなりません。 また患者さんに骨造成がなくて、早く、安くできても後でインプラントに問題がでて、脱落、撤去等になれば高くついてしまします。 この原則は絶対に守らなければなりません。

インフォームドコンセントの徹底

インプラントの寿命をできるかぎり延ばすため、必ず必要治療、処置、手術に対しての、説明とそれに対する利益と不利益、リスクの情報公開を行います。
最終的には患者さん本人が判断して決めることと当センターは考えています。
具合の悪いことを説明せず、良いことばかり説明して薦めることがしばしば見受けられますが、どんな治療にも必要な手術にも必ずリスクが伴うものです。
患者さんが手術はできるだけしたくない、痛くしてほしくない腫れてほしくないと考えるのは当然です。
そのためあまり患者さんが嫌がる処置を薦めると他院に逃げられるのではないかと心配になるのか、その手術の利益、リスクをすべてを説明しないで最も簡単な手術で済ませようとする傾向が散見されます。
その場合、インプラントの寿命はかなり短くなります。 当センターではインプラントの寿命を延ばすために必要な処置や併用手術はすべてのケースでお話して、どの手術を行うかは医師ではなく、最終的に患者さん本人が判断することと考えています。 それゆえ、必要十分なカウンセリングを必ず行っているのです。

インプラントには外科と補綴の技術が半分ずつ必要その他、幅広い歯科医学知識と経験が必要

インプラント成功する為には外科的治療技術だけでは不十分です(外科的な技術では半分)
その他特に義歯、咬合、歯周病など歯科医師としての幅広い経験、知識、技術が必要です。 また内科的、耳鼻咽喉科の知識も必要です。

インプラント治療する周囲の歯の適切な処置を必ずすること

インプラント治療予定の歯の前後の歯の健康(特に根尖病巣、根の先の病気)あるなら治療しておくことが重要。
付着歯肉があるか無いのか、その他のインプラント周囲軟組織の適切な処置を怠ってはいけません。

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人は不幸にして歯を失うと

人は不幸にして歯を失うと

歯の役割

野生動物の世界では、歯を失う事は死を意味しますが、人間の世界では入れ歯やブリッジなどの歯の代用物が考案され、また食物も工夫されているため歯を失っても致命傷にはなりません。
しかし歯は食物の摂取、消化、発音という生活上の大変重要な役割があり、さらには顔貌の美しさ、表情の自然さ、喜びの表現にも欠かせない存在なのです。

ライフスタイル・ライフクオリティー(QOL)
また歯は会話を交わすためにも、その美しい表情のためにも不可欠な要素です。 歯はその人のライフスタイルやライフクオリティー(QOL)に大きく影響しているのです。

歯を失うと

歯を失うとブリッジ(前後の歯を削りブリッジのように橋渡しをした固定性の人工歯)ができる状態まではまだ良いのですが、一番奥の歯を失い入れ歯(取り外しの義歯)になった時、入れ歯の不自由さ、痛さ、不便さ、異物感、見た目の悪さ、その他多くの悩みでいっぱいになります。

入れてから1ヶ月以内にその不便さ、違和感、噛めない、痛さに嫌気がさして入れ歯を外してしまい、入れないまま放置している方が極めて多いのが現状です。

歯を失った所をそのままで放置すると、相手の歯が噛む刺激が無くなり伸びてきてしまい、歯が傾斜したり、歯の隙間が開いたり、噛み合わせが狂い、顎が痛いなどの顎関節症や更なる歯の喪失につながります。

入れ歯で噛めないことは、単に充分に食事ができないという栄養面の問題だけではなく、家族や人の前で楽しく会食ができない、ひいては仕事上の会議や、お付き合いがうまく行かないという極めて深刻な問題になるのです。

充分に食事が頂けないことは、食べられない、楽しくないなどのストレスからくる肩こり、頭痛、吐き気、虚脱感、ドライマウス、ノイローゼ等の症状となり、さらなるストレスが肉体をもむしばみ、その人の生活、人生にも極めて重大な影響を及ぼし、認知症、寝たきり、深刻な神経、精神症状につながる人も少なくありません。

健康な老後を過ごすためには、健康な歯がかかせませんし、もし不幸にして歯を失った場合には入れ歯ではなくインプラントのようなしっかり噛めて、審美的な人工の歯が最適です。

インプラントの良いところ
入れ歯と違いインプラントは正に第二の永久歯、現在では十分な経験、技術、歯科医師としての倫理観があるDrが行えば安心して行えますし十分にもちます。

当センターでは24年前からインプラント治療を手がけていますが、今までにインプラントを入れて、噛めない、痛い、異物感がある等の不満は全くありません。インプラントはそれだけ費用、時間もかかりますが、第二の永久歯と言っても差し支えないくらい劇的に快適に噛めるようになります。