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予防治療

定期検診・歯と歯茎のクリーニング

定期検診・歯と歯茎のクリーニング
定期的に検診を受けることで、歯科的な病気を早期に発見することができます。
早期発見、早期治療をすれば、むし歯や歯周病をより早く、簡単に治すことができます。
ご家庭の歯磨きだけでは、どんなに磨いてもどうしても磨けない部分が残ります。
その蓄積した古い歯垢を定期的に歯科医院で取り除くことで、むし歯や歯周病の発症や口臭を予防することができます。
しかし、それだけではありません。
定期検診を受けることで得られる効果はたくさんあります。

定期検診の必要性

治療が必要な場合でも軽くて済む
早期発見・早期治療をすることは、歯科に限らず、あらゆる病気において治療を軽く済ませることにつながります。
さまざまな全身疾患を予防できる
定期的にメンテナンスをし、ご自分の歯で噛めることで、循環器疾患や認知症など様々な病気の予防にもなり、寝たきり防止にもつながります。
健康寿命を延ばせる
歯と歯茎が健康に保てると、老後の生活の質(QOL)が大幅に向上し、健康寿命も延びます。
医療費の節約になる
定期検診とクリーニングを受け続けることで、歯と体が健康に保たれやすくなり、結果的に生涯にかかる医療費が減ります。
一生涯にかかる医療費をご存じですか?
厚生労働省の推計では、一生にかかる医療費は約2400万円となっています。
70代以降では、2割負担で1年間にかかる医療費の平均は40万円を超えています。
健康年齢を維持する事はQOL(生活の質)の高い生活を送れるだけでなく、医療費の節約にもなります。
お一人おひとりに合わせ、美しい口元をトータルで作り上げていきます
トヨタ関連部品健康保険組合と豊田市の歯科医師会との共同調査で、定期的に歯科を受診して歯の健康維持に努めた方は、生涯医療費が平均より安くなることが判明しました。
  1. ※ 定期的に歯科を受診している人は48歳までは平均より医療費が高くなっている。
  2. ※ 49歳を超えると平均医療費は安くなり、その差はどんどん大きく広がっていく。
  3. ※ 65歳では平均医療費より1年間で15万円以上安くなっている。
お一人おひとりに合わせ、美しい口元をトータルで作り上げていきます
歯周病、むし歯や歯の喪失は、糖尿病だけでなく、脳、心臓などの循環器疾患など様々な全身的疾患のリスクを高めます。
つまり、お口の健康を維持することは全身的な心身の健康維持にもつながり、生涯にかかる医療費の節約につながります。
医療費を安くすることも重要ですが、老後の快適な食生活は心身の健康を維持し健康寿命を延ばし、生活の質(QOL)の向上にも欠かせないものです。
将来の健康的生活のためにも定期的な歯科検診とクリーニングは大切です。
循環器系の病気・生活習慣病のリスクを高める
血管の中に入り込んだ歯周病菌などの刺激によって動脈硬化や脂肪性沈着物の蓄積が起こりやすくなり、血管が狭くなって心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。
また歯を失って良く噛めないことで、肥満や生活習慣病(糖尿病、肥満、動脈硬化)のリスクが高まります。
認知症や寝たきりのリスクを高める
噛むことで脳の血流は増加するということが知られています。
噛めないと、そのストレスや脳内血流の低下により認知症のリスクがとても高くなります。
東北大学歯学部の統計調査によると、歯の喪失は認知症や寝たきりのリスクを高め、そうでない方の2倍近く高くなるということがわかっています。
歯の喪失が更なる歯の喪失につながる
歯が無くなると周囲の歯が移動し、歯並び・噛み合わせが乱れます。
また、片方ばかりで噛むようになり、特定の歯に大きな負担がかかるようになります。
結果的に、むし歯や歯周病のリスクが高まり、どんどん歯を失っていくことにつながります。
歯を失ったら、なるべく早めに歯を入れることが大事です。
歯の欠損の治療としては、インプラント治療がおすすめです。
インプラントなら、他の歯の健康や寿命にもとても良い結果をもたらします。
入れ歯は自分の歯に負担をかけるため、かけた歯の負担がとても増し、むし歯や歯周病のリスクを高めてしまう結果となり、歯の早期喪失を招きます。
自費義歯ならともかく、保険義歯は掛けた歯が傷みやすく、歯の早期喪失の大きな原因と言っても過言でありません。
また、結局噛みやすい自分の歯の部分だけで噛むことになりますし、かみ合わせが不安定となり、特定の歯にばかり負担をかけることになり、良くありません。
インプラント治療は費用もかかりますが、自分の歯と同じ様に噛める、他の歯に負担を強いないので、残りの歯の寿命を大きく伸ばせる大きなメリットがあります。お口の健康にも全身的な健康にも大きなメリットがあります。
インプラントができない方や希望しない方には、合理的な入れ歯の設計が可能な自費金属床義歯、もしくは歯の早期喪失を招かない入れ歯での治療をおすすめします。
胃腸に負担がかかる
歯の喪失は更なる歯の喪失を招き、良く噛めないと胃腸に大きな負担がかかって胃炎や胃がんのリスクを高めます。
栄養状態の悪化と体力の低下
歯を失うと噛む機能の低下が起こり、お肉や野菜や硬い食品を避けてやわらかい糖質食品ばかり食べることになります。
これは肥満や筋肉量の低下を招き、運動能力の低下、運動不足、体力の低下を招きます。そして、最終的には寝たきり、認知症、骨粗鬆症へと進んでいきます。
歯の健康
歯の健康は重要です。歯が失われたら、できるならばすぐにインプラントでの歯の回復をおすすめします。
もし入れ歯の場合で噛めなければ、ぜひ当院の自費入れ歯専門外来へご相談ください。患者さまのご要望に沿った入れ歯のご提案をさせていただきます。

予防歯科では何をするの?

痛くもない、噛むのにも問題ないのになぜわざわざ嫌な歯科医院に通わなくてはならないのか、不思議に思われる方もいるかもしれません。
病気というものは、知らないうちに進行して健康を脅かしていくものです。後悔先に立たず、というように、病気の場合も進行してからでは手遅れとなり、後悔してもしきれない、ということになりかねません。
歯垢は頑張っても100%清掃は不可能です。歯周ポケット内は基本磨けません。
故に歯科衛生士による専門的な定期的クリーニングは欠かせません。
歯科的疾患の予防には定期検診やクリーニングなどの予防歯科がとても重要になってきます。
インプラントがあるならその健康維持と問題の早期発見にも予防は大切です。
予防歯科では大まかに下記の事を行います。
お口の健康診断
むし歯や歯周病、詰め物や被せ物の状態、歯根の状態、インプラント周囲の状態や粘膜の健康状態などのチェックを行います。
PMTC(徹底的な歯と歯茎のクリーニング)
歯垢(プラーク)はお口の中の細菌の塊です。むし歯も歯周病の原因も歯垢ですが、毎日のブラッシング、歯間ブラシ、デンタルフロスだけでは、どうしても落とせない歯垢が必ず残ります。
この取り残しの古いプラークを専門的な機械で落とすのが、PMTCと呼ばれる、プロによる機械、器具を用いた徹底的な歯と歯茎のクリーニングです。
PMTCにより、お口の中の歯垢を完全に取り去り、むし歯や歯周病を効果的に予防します。

PMTCの効果

PMTCは、P(Professional)、M(Mechanical)、T(Teeth)、C(Cleaning)の頭文字をとったもので、プロによる機械的なお口の中の清掃のことをいいます。
PMTCは、お口の中を徹底的にきれいにしてむし歯・歯周病の予防効果を高めるのに加え、次のような効果もあります。
着色汚れを除去できる
徹底的に歯を磨き上げるので、着色汚れも除去できます。着色による黄ばみはPMTCである程度は解消できます(もっと歯を白くしたい場合にはホワイトニングがおすすめです)。
バイオフィルムを除去できる
口の中の細菌は、歯の表面にバイオフィルムという薄くてヌルヌルとした膜を作り、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。バイオフィルムは歯ブラシでは落としにくい性質を持っていますが、PMTCならばきれいに落とすことができます。
汚れが付きにくくなる
徹底的に歯面をきれいにすることで、再度汚れが付着しにくくなります。
口臭を予防できる
口臭の主な原因は、歯周病と舌の汚れ(舌苔)です。PMTCにより、お口の中のバイオフィルムを取り除き、細菌を減らすことで、歯周病や舌苔の予防にもつながり、同時に口臭も予防できます。
ブラッシング指導
患者様がご家庭のケアでむし歯や歯周病を効果的に予防できるよう、歯ブラシをはじめとする清掃器具の正しい使用方法や効率的な磨き方のアドバイスを行います。
ご自分ではしっかり磨けているつもりでも、磨けてない部分は必ずあります。
ブラッシング指導にて定期的にセルフケアの見直しと磨き方の練習をすることは、歯の健康を維持する上でとても重要です。
歯科的予防のための生活指導、食事指導
むし歯や歯周病のリスクをできるだけ下げる生活習慣や食事の指導を行います。
予防担当歯科衛生士が主に担当します。
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